アジア新風土記(135)台湾・史明文物館 - 2026.10.13
信託統治される日本
主権なき日米同盟
米国の庇護下にある日本が、実質的に「信託統治領」のような扱いを受けているという厳しい現実を、自身が国会議員として現場で目撃してきた数々の「現実対応」という名の詭弁とともに明らかにしていきます。
そのうえで、米軍普天間基地の「即時閉鎖」を実現するための具体的な政策「プランB」を提起。沖縄を「威嚇の最前線」から「アジアの信頼のハブ」へと転換させ、日本が憲法9条と国連憲章、人道支援・災害救援を結びつけた「人間の安全保障」を旗印に、国際社会に於いて重要な役割を担っていくための確かな道筋を提言します。
第1章 「相互防衛」のフィリピン、「信託統治領」の日本
1 「信託統治領」という平和の代償
2 フィリピンに学ぶ「弱者と強者のディール」
3 主権の格差―日米地位協定と米比訪問軍協定の決定的な違い
4 防衛義務の限界と「逆転現象」の悲劇
5 「手段」としての日米同盟と主体的な生存戦略
6 実態なき同盟からの脱却―安保法制を逆手にとる「双務化」
第2章 革命の熱狂と沖縄への祈り――フィリピンに学ぶもの
1 日本・沖縄とフィリピン―政治的断層
2 沖縄での原風景とフィリピン留学
3 フィリピン独裁政権の影で
4 歴史の転換点とジャーナリズム1
5 実態のない「平和」と沖縄の未来
第3章 溶解する抑止力――23の沈黙が暴いた「辺野古唯一論」の終焉
1 思考停止のループ
2 基地集中の落とし穴
3 防衛官僚の論点すり替えテクニック
4 二三回の回答拒否と「辺野古唯一論」の自己矛盾
5 根本課題―「抑止」という呪文と本土の甘え
第4章 透明化される琉球――安全保障の代償
1 空疎な同盟強化論
2 沖縄の民意が政権リスク
3 リベラルの敗北と対米従属の限界
4 マッカーサーの基地福祉論
5 偽装された撤退
6 沖縄振興のトリック
コラム 主権喪失に気付かない信託統治領
第5章 沖縄の解放へ――普天間の解決策
1 密命「プランB」の全貌―「施設の移設」から「動的な機能分散」へ
2 時代遅れの対症療法
第6章 新・万国津梁へ――アジアの架け橋となる沖縄の再定義
1 憲法九条のジレンマと「無意識の共犯者」
2 国連憲章、憲法、「人間の安全保障」をつなげる
3 人道支援・災害救援(HA/DR)——危機管理能力としての安全保障
4 日本が進むべき方向性―新・万国津梁
エピローグ―思考の旅の終わりに
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