9月13日(日)『新・未来をひらく歴史』刊行一周年記念シンポジウム - 2026.08.09
無責任の体系と沖縄戦
戦争犯罪・語り・平和教育
沖縄戦では軍及び政治行政によって、食料は安全が保障されない強制疎開や逆に可動力のあるものを未成年や高齢者女性を含めて戦闘力として戦場に動員した。最も重要な基本原則である「軍民分離の原則」を完全に無視し「軍民共生共死の一体化」を進めて文民保護義務や未成年保護義務に違反する行為が多数行われ、また従わないものや非協力的なものはスパイ容疑でその場で殺害されたことも多数にのぼる。しかし戦後日本では、それらの行為が戦争犯罪として裁かれることはなく、国家責任も十分に問われてこなかった。
第1章 無責任の体系の生成―戦争犯罪と法的責任の不問―
1.戦争犯罪としての沖縄戦
2.法的責任の不問化
3.無責任体系の成立
第2章 無責任の体系の不可視化―沖縄戦の「語り」と責任の消去―
1.国家主義的な「語り」とその「語り直し」の重要性
2.「救世主」島田叡知事の「語り」
3.「救世主」の「語り」がもたらす構造的暴力
第3章 無責任の体系の再生産とその克服―平和教育の再生と構造転換—
1.沖縄の平和教育の限界
2.「語り」を再構成し、構造的暴力を刷新していく教育の構成
3.構造的暴力を刷新する力を育成する実践枠組み
4.具体的な授業の展開と受講生の様子
5.授業の構成に関する考察
第3章末尾資料 「沖縄の政治」授業配布資料
終章 無責任の体系の現在的展開
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