アジア新風土記(103)李在明・韓国新大統領の時代 - 2025.06.14
「国語」であそぶ
つながるひろがる国語の授業
子どもたちが一生懸命考えたくなるような「国語」授業、そして考えたことを誰かに話したくなるような「国語」の授業の提案!
ジャンル | 教育書 |
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出版年月日 | 2025/07/17 |
ISBN | 9784874989210 |
判型・ページ数 | 4-6・256ページ |
在庫 | 未刊・予約受付中 |
本書は、誰に強制されるのでもなく、子どもたちが一生懸命考えたくなるような授業、そして考えたことを誰かに話したくなるような授業を提案します。そのためには、どんな教材を選ぶか、教材の力も大事です。どんなふうに子どもたちに投げかけ、進めていくか、授業計画も大切です。たとえ間違っても、うまくいかなくても、それをそのまま受け止めてくれる教室であって欲しい。そう願い、「あそび」が「学び」となる国語授業の取り組みを記しました。
はじめに~あそびがなければ学びじゃない!
序章 子どもと子どもがつながる授業
0 子どもが安心していられる教室
1 おとなりさん
2 ご近所相談
3 遠出OK!
4 わからないことを発表するなら、だれでも発表できる
5 学習班 その一・その二 話し合いの形
6 GIGAスクール構想の中で
*私の「授業びらき」① 詩「たまご」
第一章 書き換え作文であそぶ (文字言語の世界 その一)
1 短詩の世界であそぶ
2 俳句の授業 「核」を読み取る
俳句って何?/季語は、ずれているからおもしろい/声に出して何度も読む/わからない言葉を解決する/俳句の「核」を読み取る/ 読み広げ・読み深め/「書き換え日記」練習バージョン
3 短歌 書き換え日記で広がる物語
学習班で「核」を確かめる/短歌の「書き換え日記」
4 小説① 冒頭の五行でここまで読める 『走れメロス』
登場人物をプロファイリングしよう/グループでの問いの答えに迫る/視点を変
えて書き換え作文
5 小説② 視点を変えれば見えるものも変わる 『少年の日の思い出』
短い前半の読みが、小説全体の読みを支える/「僕」とエーミールの性格分析/違う立場から見る書き換え作文/なぜ初めの場面に戻らないのか
第二章 おもしろい! をエネルギーに (文字言語の世界 その二)
1 古典っておもしろい! 今と違うところ、今も変わらないところ
授業で何度も読む!/一つ一つクリアする楽しみ 暗唱カード/百人一首の三年間楽しむ/昔と今、違うところ・昔と今、変わらないところ ウソをつくにはエネルギーが要る
2 説明文を読む あの人に伝わるように自分の言葉で言い換えてみよう
大まかな構成を捉える~序論・本論・結論~/問いに答える形で内容を把握する
/自分の言葉で言い換える~誰に伝えたい?/筆者の考えに賛成? 反対?/構成をまねて説明文を書いてみる
3 詩の世界 群読で教室をステージに!
群読でアウトプット/体も教室もいっぱいに使って表現を楽しむ
*私の「授業びらき」② 言葉遊び「折句」で自己紹介
第三章 ことばの世界であそぶ
1 漢字であそぶ 覚えるばかりじゃつまらない
漢字をつくる/漢字ポスター/漢字ゲーム
2 文法であそぶ 教室で「ことばの法則」を発見する
体を動かすと脳も動き始める/国語係は大変? 楽しい?
3 ことばっておもしろい
第四章 書くことでわかる新しい顔
1 「書く」ことのハードルを下げる
パクリ作文で書き出しラクラク/書きたいことを見つけるステップ
2 先生が読むだけじゃもったいない!
これ、読んでください!/おとなりさんと交換/学習班で読み合う/廊下の掲示板で、友だちの新たな顔を知る/ICTを活用して
3 教科通信
*私の「授業びらき」③ となりあったも他生の縁!「仲間紹介」
おとなりさんにインタビュー 広く&深く/キャッチコピーを考える/さあ、発表!
第五章 聞いてもらいたい人がいる (音声言語の世界)
1 自分が好きなことは人に話したい 学校中をスピーチ会場に
人前で話すのはハードルが高い/「見せるもの」を用意しよう/学校中 どこでもスピーチ会場になる/見る目が変わる瞬間
2 グループトーク 「おしゃべりしたい!」は当たり前
おしゃべりのできない教室なんて、気持ち悪い!/グループトークの進め方
3 ビブリオバトル 聞いてもらえる心地よさ
「本の闘い」?/ビブリオバトル アレンジルール/整わないおもしろさ 即興
性
4 まわし読み新聞をつくろう!
「まわし読み新聞」ってなに?/まわし読み新聞 授業でアレンジ/作る過程で
の会話/ICTではない良さ/新聞の文化を学校に
5 プレゼンテーション「私たちの理想の学校」
言いたいことがあります!~「私の提言」/中三だから言えることがある「私たちの理想の学校」
6 哲学対話 黙っているときだって「アクティブ」です
何を言ってもいい場所なんてない?/哲学対話の流れ 授業アレンジルール/ど
んなテーマで話すか/初めての哲学対話/中学生はそんなに話せるのか/沈黙の時間は何の時間?/哲学対話で語られるのは、子どもたちの生活と思い/哲学対話の様子・子どもの感想/スムーズに進むこと、盛り上がることへの呪縛/0歳から100歳の哲学対話
終わりに 誰かと語りたくなる学びを