アジア新風土記(119) 遠いイラン - 2026.02.12
子どもに寄り添いたい教師へ
精神疾患による休職者が七千人を超えるなど、教育現場は深刻な状況にあります。調査では、働き方改革で「働きやすさ」は向上しても、教師の「働きがい」が落ちているという結果も出ています。
本書は、生徒の反発や教職員の対立という難題に向き合った6つの実践とその解説を収録。傍にいるだけではない「寄り添い」のあり方や、一人で抱え込まない「協同する教育」を提案します。
「学校をあきらめない」ためのヒントが詰まった一冊です。
第1章 子どもの声を聴く
そうっさ! 褒められたかったんよ〈吉瀬光子〉
①出会いは突然に⁉ / ②金のネックレスで登場! / ③「この学校にたまり場はないのか?」 / ④「俺はもうダメだ…」 / ⑤別室指導 / ⑥一〇円ハゲ / ⑦「俺、うまれてきて良かった~」 / ⑧生き方学習~番外編 学ぶ意味を問い直す~ / ⑨卒業
尽きることのない教職の魅力
解説
❶あっぱれな初期指導 / ❷「一番困っているとき」を逃さない / ❸学校で何を学ばせたいか
やりたいを形に~文化祭は祭りなんです~〈穂高 稜〉
①それぞれの苦しさとリスタート / ②クラスの空気が温かいんです /③合唱は先生が決めたものだから / ④立ち上がる咲希 どうする文化
祭 / ⑤颯太と涼人の「当事者性」 善雄の「苦しさ」 / ⑥私たちならではのことをやりたい / ⑦「やりたいを形に」が加速 ひらき始める善雄 /⑧「祭」の後、残ったもの学校行事への意見表明と参加を通して大きく成長する中学生たち
解説
❶文化祭「成功」への異議申し立てを受け止める / ❷文化祭のあり方をめぐって展開される重層的な論議 / ❸「やりたいを形に」する文化祭で変わっていく生徒たち
COLORFUL〈海空みゆき〉
①温子の連絡帳 / ②「私って案外チョロいんです」 / ③行事をきっかけにつなぐ・つながる / ④「みんなと居るとき、寂しい」 / ⑤温子の当事者研究と、教員研修会 / ⑥迫真の演技 / ⑦「温子に相談したい」 / ⑧「逃げたい」と向き合う / ⑨卒業に向かって小規模校の困難の中で関係の再構築に挑む
解説
❶縦のつながりをいかした活動で関係を広げる / ❷活動と学びを統一的に展開する / ❸再構築された関係をベースに自立を支える
第2章 育つ教師集団
紡ぐ〈風野又三郎〉
①一〇年ぶりの一年担任 / ②学級開き / ③セイのこと / ④昔の同僚、吉田先生 / ⑤学年集団をつくる / ⑥トラブル指導 / ⑦スミタにできること / ⑧紡ぐ人への信頼が、実践を豊かにする
解説
❶誰一人排除しない学年集団づくり / ❷陰の学年主任として、的確に企画・実践 / ❸「子ども理解」を更新し、共有する
誰もが安心できる「ゆるい」学年に〈辰巳詩里〉
①はじめに / ②家庭訪問 / ③学年職員室 / ④学年職員室で過ごす子どもたち / ⑤進路選択の中で~子どもたちの生きる力は素晴らしい~子どもたちに不可欠な「ゆるい」空間をつくり出した学年職員室
解説
❶避難場所から関係づくりへ / ❷発達の課題に向き合う場として / ❸学年職員室を成り立たせているもの
対立を乗り越えて〈村松忠彦〉
①勃発 / ②何があったのか / ③入学後のようす / ④癒しの空間 /⑤トラブル / ⑥外畑先生と / ⑦取り組み / ⑧仲間たちと / ⑨生徒たちの力で
第3章 子どもの発達と生活を保障する集団づくり
①今、子どもたちは
②中学校が再び荒れ出している?
③「心の傷を持つ子」を支える
おわりに
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