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有事法制か、平和憲法か

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平和憲法はどう変わるのか──？そして日本は、どう変わるのか？　有事法案の本質的なねらいを市民の目の高さで伝える！

著者	梅田　正己著
ジャンル	社会 > 憲法
出版年月日	2002/05/15
ISBN	9784874982860
判型・ページ数	4-6・130ページ
定価	本体800円＋税
在庫	在庫あり

この本の内容

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有事関連三法案の〝本質〟は何か──？もしこの法律が成立したら、平和憲法はどう変わるのか──？そして日本は、どう変わるのか──
問題だらけに見えて、なかなかわかりにくい有事法案の本質的なねらいを、歴史の流れの中でつかみとり、市民の目の高さで伝える。

はじめに
有事法制関連三法案を読む
武力攻撃事態法案
日本で唯一「武力攻撃」を受ける可能性があるのは
「武力攻撃事態」を、だれが「予測」するのか。
拡大の歯止めのない「指定公共機関」
地方自治体と総理の“直接執行権”
先送りにされた市民の権利・生命・財産の保護
国民に知られたくない(？)“隠された意図”
安全保障会議設置法改正案
安保会議のメンバー
事態対処専門委員会の新設
自衛隊法改正案
事前の陣地構築と緊急通行
施設･土地･物資の収用、人員の動員と、罰則規定の導入
収用した土地の上の「立木等」の移転･処分と家屋の「形状変更」
消防法の適用除外
墓地、埋葬等に関する法律の適用除外
野戦病院での医療法の適用除外
建築基準法の適用除外
道路にバリケード！？──道路法の適用除外
海岸にタコツボ壕！？──海岸法、河川法の適用除外
市街戦を想定──都市公園法などの適用除外
平和憲法をとらえ返す
戦争“非合法化“の到達点としての日本国憲法
ハーグ平和会議から国連憲章まで
「武力の行使」禁止条項の歴史的背景
日本国憲法の平和主義の構造
つまみぐいされた憲法前文
前文と九条──平和主義の理念と実行
平和憲法にしばられた自衛隊
平和憲法法体系の下の自衛隊
軍事と絶縁した日本の法体系
自衛隊法の中のブラックユーモア
“刑法”で戦う自衛隊
「専守防衛」の原則と“戦えない自衛隊”
自衛隊をしばった“鉄のタガ”
演習場の中だけの“軍隊”
“戦えない自衛隊”から“戦う国軍”へ
有事法制研究の軌跡
自衛隊発足当時から開始されていた有事法制研究
「三矢研究」と、栗栖統幕議長の「超法規」発言
「日米防衛協力の指針（ガイドライン)」と有事法制研究
“戦場の脇役“から“戦場の主役”へ
海外に出た自衛隊
「安保再定義」から新ガイドラインへ
周辺事態法で課された自衛隊の“参戦”義務
テロ対策特措法による自衛隊の戦争参加
作戦の“脇役”から“主役”への道
演習場を出た後、自衛隊は…
平和憲法か、有事法制か
米軍と「同等の仲間」めざす自衛隊幹部
“米国の戦争”に巻き込まれる！
一人ひとりが問われている