新刊

未来にツケを残さない

フードバンクの新しい挑戦

「食べ物は人をつなぐ」広島、岡山のNPOがゼロから立ち上げ、人をつないできたこれまでの活動を記す

著者 原田 佳子
増井 祥子
糸山 智栄
石坂 薫
ジャンル 社会 > 社会
出版年月日 2017/10/06
ISBN 9784874986356
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
え!? 日本の食品ロス年間621万トン!


「フードバンク」をご存知でしょうか? 
いま全国で、70余りのフードバンクが活動しています。まだ食べられるのに廃棄されている食べ物を、困っている人たちに渡す。その橋渡しをしているのがフードバンクです。

いま、日本で食べられるのに捨てられている食料は、600万トン余り。
このうち、約半分が家庭から出ています。
この量は、日本のお米の生産量の約8割、全世界で行われている食料援助の約2倍にもなります。

子どもの貧困だけでなく、高齢者にも大切な栄養供給源となっています。


「食べ物は人をつなぐ」
食品ロスと貧困の増加及び格差拡大の原因を探り、日本で求められている今からのフードバンクの役割について多くの事例・統計などを用いて紹介。
広島、岡山のNPOがゼロから立ち上げ、人をつないできたこれまでの
活動をたどり、その作り方、役割を伝えます。
『未来にツケを残さない―誰にでもできるフードバンクの作り方』

第1部『誰にでもできるフードバンクの作り方』                 
第1編 疾風怒涛編           フードバンク岡山理事長 糸山智栄

第1章 それは、偶然から始まった
ある日のフードバンク岡山
1、 フードバンクとの出会い
    身軽なフードバンクを岡山に
    うっかりさんがつくってくれた出会い その1
    うろうろなあゆみの中で
    どんな活動でも「食」に直面
    そっと耳打ち
    うっかさんがつくってくれた出会い その2とその3

2、 フードバンクをやってみよう
    もっと知りたい
    とりあえず、やってみよう!
3、 お金がないので、生み出したシステム

第2章 お金があったり、なかったり
4、 任意団体「フードバンク岡山」誕生
    ネットワーク型フードバンク
    胸を張って、稼働、週5日
5、 やっと法人化
6、 助成金に誘惑されるの巻
    原田さん、大学教授になる! そして、食品ロス削減サークル誕生!
    中四国へ、ぐっと広がったのも補助金のおかげ

第3章 ネットワーク型の底力(ソコヂカラ)
7、 支えるつもりが支えられ
8、 チャレンジする社会福祉協議会
9、 企業からも声がかかる
10、 顔の見える関係こそ、最大の安心
    食品管理記録を支える自転車屋さん
    新鮮で、栄養価の高い野菜を食べて
    会の中心を担うボランティアも

第4章 切り口は無限に
11、 県内のパワフルな拠点
12、 善意の受け皿 フードドライブ
13、 仲人も有効
14、 災害対応はどうか
15、 子ども食堂、広がる
16、 研究者がいるという強み

第5章 フードバンクは止まらない
17、 わいてくるアイディア 広がる活動
    いい日、私の朝ごはんグループ(フェイスブックグループ)
    おからを食べよう、「おからしゅういち」キャンペーン
    子どもとともに
18、ネットワーク型の強さ
19、さて、次のステップに向けて大転換期
『誰(に)でもできるフードバンクの作り方』



第2編  理論・解説編       (株)廃棄物工学研究所 石坂 薫
1、 はじめに
2、 フードバンクとは何かを学んだ最初の1年
2.1   立ち上げに許認可がいらない?
2.2   フードバンクとは何か? 誰が、何のためにやっているのか?
2.3   どうやって運営しているの?
2.4   フードバンク岡山の立ち上げとその形
3、   食品ロスの実態
     3.1フードバンク岡山の食品はどこから来ているのか
   もっと活かせる食品ロス
4、 フードバンクと環境問題
4.1 フードバンクが社会に与える効用
4.2 フードバンク活動で二酸化炭素排出は減るか?
4.3 人を食べさせるという機能を産む




第Ⅱ部『未来にツケを残さない』

  「あいあいねっと」(フードバンク広島)代表理事 原田佳子 理事 増井祥子

はじめに

第1章「あいあいねっと」の活動をはじめたきっかけ 原田佳子
1. フードバンクとの出会い
2. フードバンクを始めたきっかけ
3. 経済的に困窮する高齢者の食の問題

第2章あいあいねっとの活動の紹介 原田佳子
1.   「あいあいねっと」が活動を開始するまでの経緯
2. コミュニティレストラン事業
3. 「まめnanレストラン」の名前とロゴマーク
4. まめnanレストランの紹介
5. 居場所づくり
6. あいあいねっとの活動の定義
7. あいあいねっとの活動の仕組み
8. 組織作り
9. スタッフの力

第3章 高齢者の食の実態と課題  原田佳子
1.   高齢者の食の現状と課題
2.   高齢者の臨床的な特徴
3.   高齢者の食生活に関連する生理機能の加齢による変化
4.   高齢者の食事摂取に影響を及ぼす精神的、社会的要因
5.   低栄養

第4章 世界と日本の食糧事情と貧困の実態  原田佳子
1. 食品ロスの多さ
2.   世界の食糧事情
3. 我が国の食糧事情
4. 近年のわが国の食をめぐる状況
5. わが国の食品ロスの実態
6. あいあいねっとに寄贈された食品
7. 賞味期限と消費期限の違い
8. 世界の食品ロス
9. 労働者の貧困と格差拡大
10. 子どもの貧困

第5章 食品ロス及び貧困、格差拡大は社会の仕組みの中で構造的に再生産される  原田佳子
1. はじめに
2. 大量の食品ロス、貧困はなぜ存在するのか。格差はなぜ拡大するのか
3. 資本主義経済とは何か
1) 市場の失敗(資本主義の経済の問題点)
2)政府の失敗

第6章 管理栄養士として見えてきた食品ロスの課題  原田佳子
1.  食品ロスの課題
2. 「あいあいねっとの食育」の定義

第7章 食品ロス削減のための食育活動  増井祥子
1、 フードバンク研修会
2、  講師・講演活動
3、  大学祭でのフードドライブと食品ロスに関する調査 
4、  食品ロスを活用した「もったいない料理教室」
5、  最後に

第8章 日本のフードバンク活動の課題と今後のフードバンク活動の役割   原田佳子
1. 日本のフードバンクの課題
2. 食品ロス削減をみんなの取り組みに

エピローグ
おわりに






(編集者より)
いま、日本で捨てられている食べられるのに食品は633万トンにもなると言います。その一方で、毎日の食事にも事欠くような子どもや老人が増えています。この無駄に捨てられている食べ物を何とか活用したい。そんな思いから始まった広島と岡山のフードバンク活動を創始者たちの言葉で語ってもらいました。広島の原田先生は、病院に勤める管理栄養士としての立場から、老人の貧困と栄養不足を痛感していました。一方、訪問介護を仕事とし、また、学童保育の会長として子どもの貧困問題に取り組んできた糸山さんも食事を十分にとれない子どもや老人に気が付いていました。その二人の、ゼロから作り上げたフードバンクの話はきっと勇気と何かやろうという気持ちを与えてくれるはずです。「食べものは人をつなぐ」糸山さんの言葉が印象に残りました。こんなに楽しい「フードバンク活動」です。

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