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野生の鼓動を聴く

琉球の聖なる自然遺産

この本に関するお問い合わせ・感想

著者	山城　博明写真花輪　伸一解説
ジャンル	沖縄関連書 > 沖縄
出版年月日	2013/07/10
ISBN	9784874985199
判型・ページ数	B5・188ページ
定価	本体3,800円＋税
在庫	在庫あり

この本の内容

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日本では小笠原諸島など４地域が、世界遺産条約の自然遺産に登録されている。
今年１月、琉球列島が「奄美･琉球」の名称で日本政府の暫定リストに記載され、自然遺産登録をめざす。

琉球列島にすむ生き物の種の多様さは驚異的だ。
世界で唯一この地域だけにすむ固有種も含まれる。
海、山、空それらを丹念に撮り続けるカメラマンによる集大成の写真200点で、その実態を余すところなく紹介する！

沖縄諸島、先島諸島、大東諸島、尖閣諸島にはそれぞれに固有種が存在します。文字どおり貴重動植物の宝庫です。この豊かな自然環境と野生の命を、私たちの代で滅ぼしてしまうことなく、かけがえのない自然遺産として未来へ引き継いでゆくために、この写真集が役立てられることを心から願います。

（山本邦彦）

琉球の聖なる自然遺産
山城博明

イリオモテヤマネコ
ケラマジカ
ジュゴン
アホウドリ
セグロアジサシ
ヤンバルクイナ
ノグチゲラ
ホントウアカヒゲ
カラスバト
リュウキュウアカショウビン
ウコンイソマツ
ヨナグニイソノギク
リュウキュウヤマガメ
ヤシガニ
リュウキュウイノシシ
オオゴマダラ
ヨナグニサン
アオサンゴ
サガリバナ
カンムリワシ
ダイトウコノハズク
コウライアイサ
ナベコウ
クロツラヘラサギ
リュウキュウヨシゴイ
ダイトウオオコウモリ
日没帯食
緑の太陽　ほか

《解説》
琉球列島の生物多様性と
世界自然遺産　　花輪伸一

《撮影後記》
野生の鼓動を聴きつづけて
山城博明

山城博明
1949年、沖縄県宮古島に生まれる。沖縄大学在学中より、沖縄復帰闘争、全軍労等のゼネスト、コザ反米騒動などを撮り、雑誌『現代の眼』等に発表。
73年、読売新聞西部本社に入社、85年、琉球新報社に移る。この間、さまざまの報道写真を撮るほか、琉球列島の自然、とくに野鳥や動物を数多く撮る。現在もライフワークとして、中国野生の朱鷺、アジアのクロツラヘラサギの生態を、中国や韓国にたびたび出かけて撮影し続けている。
写真展は、1995年以降、「琉球の野鳥」を那覇、東京、札幌等で開き、99年、中国漢中市での世界朱鷺保護会議で「中国野生の朱鷺」を開催。また今年６月２２日より日本新聞博物館で「報道カメラマンが見た激動のＯＫＩＮＡＷＡ42年」を開催中。
91、92年度、九州写真記者協会賞受賞。
著書『沖縄戦「集団自決」消せない傷痕』（高文研）『報道カメラマンが見た復帰25年　沖縄』（琉球新報社）『針（ハジチ）突』（新星出版社）

花輪伸一
1949年、宮城県仙台市生まれ。東北大学理学部、東京農工大学農学研究科で、鳥類、哺乳類を学ぶ。日本野鳥の会、後にWWFジャパンに勤務し、各地の干潟や琉球列島の鳥類調査、自然保護活動を地域のNPOとともに行う。現在はフリーランスで、湿地や沖縄の環境問題に関わる。