アジア新風土記(76)ベトナム・ホイアン - 2024.04.30
沖縄と国際人権法
自己決定権をめぐる議論への一考察
本土復帰50年の節目のいま、「沖縄の自己決定権」について考察する。
2015年9月21日、翁長雄志沖縄県知事(当時)がスイス・ジュネーブの国連人権理事会で口頭声明を発表した。
そこに至るまでの取り組みを、当時の資料や取材をもとに実現に携わった立場から明らかにし、口頭声明で翁長知事が「ないがしろにされている」と訴えた「沖縄の人々の自己決定権や人権」を、国際人権法の観点から法的正当性について検証する。
そして筆者が沖縄に暮らす中で接してきたニュースや話題から、沖縄の人々のさまざまに派生する人権課題について分析、解析する。
これはそのまま、広島出身の筆者が沖縄に住み、沖縄のことを学んだ過程の記録でもある。
第1章 沖縄からジュネーブへ
第2章 沖縄・琉球の自己決定権
1. 国際人権法における自己決定権
2. 琉球・沖縄の自己決定権
第3章 沖縄と国際人権法
◆解説:我部政明
・あとがき