安全保障関連法案の強行採決に強く抗議します!

自民党・公明党などは内外市民の多くの反対の声を押し切って、9月17日に参議院特別委員会で、そして19日未明に参議院本会議で、安全保障関連法案を強行採決しました。これは暴挙というほかありません。

この強行採決には二つの大きな問題があります。一つは、法案の内容です。憲法の前文と9条の精神をふみにじり、海外での武力行使を可能にするとともに、米国主導の戦闘行為に自衛隊が加担する結果を招き、平和学で確立している積極的平和の概念(命が脅かされず、人種や性別で差別されず、持続可能な環境と暮らしが保障されること)を無視しているからです。

もう一つは、立憲主義を放棄して法の支配を根幹から揺るがすうえに、国会内外のたくさんの批判に応えようとせず、民主主義を著しく軽視しているからです。

積極的平和の概念に則って選書し、書店に常設する「平和の棚」の設置やフェアの働きかけを行っている私たち平和の棚の会は、この強行採決に強く抗議するとともに、採決の無効を訴えます。

 

  2015年9月20日

 

 平和の棚の会一同

あけび書房、大月書店、凱風社、学習の友社、花伝社、かもがわ出版、

金曜日、現代書館、現代人文社、合同出版、高文研、コモンズ、彩流社、

新泉社、新日本出版社、新評論、同時代社、七つ森書館

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