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『閉ざされた国 ビルマ』
閉ざされた国 ビルマ
カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく
宇田 有三=著
●46判 240頁
●2010年1月30日発行
●本体価格1700円
●ISBN 978-4-87498-434-5

本書は、17年もの間、軍事独裁政権の厳しい監視をかいくぐり、決死の取材を敢行した貴重なルポルタージュだ!
実際にビルマ(ミャンマー)という国はどうなっているのか?
この国の情勢を知ることは極めて困難だ。
「報道の自由指数」175ヵ国中171番目の国にランクされている。

ビルマの歴史にはじまり、複雑な諸民族の関係、少数派民族の独立闘争、民主化闘争の活動家へのインタビュー、軍事独裁政権下の人々の暮らしなど、「過去」「現在」のビルマが丸ごとわかる、他では知り得ない貴重な情報源となることは間違いない!

宇田有三『閉ざされた国ビルマ』(2010年1月第1刷)修正箇所(PDF)
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●もくじ

はじめに──エルサルバドルからビルマへ
序 章「ビルマ」か「ミャンマー」か
  • 国名の表記について
  • 報道されないビルマの独裁者
  • 「アウン・サン・スー・チー」ではなく、「アウンサンスーチー」
  • 通貨と二重為替
第T章 カレンの人びと
  • カレン民族同盟の総司令部マナプロウへ
  • 少数民族≠ヘいない?
  • ビルマ小史
  • 三つの武力闘争
  • 最前線へ
  • タイ国境の難民キャンプで暮らすカレン人たち
  • カレン新年祭
  • ボジョー司令官
  • ビルマ軍に追われた「国内避難民」
  • ボジョー司令官との再会
第U章軍事政権下に生きるビルマの人びと
  • ビザ延長
  • アウンサンスーチーの言葉
  • 「血の金曜日事件」──ディペーインの惨劇
  • 難しい地方取材
  • 国民民主連盟(NLD)の事務所を撮る
  • NLDのシンボルマーク「闘う孔雀」の刺青をした男
  • スーチー、三度目の軟禁
  • 二〇〇七年九月の大規模デモ
  • 抗議デモ終結後のヤンゴン市内
第V章ヤンゴンからビルマ最北端の村へ
  • 恋愛相談を受ける
  • ビルマの人びとの宗教観
  • 未解放区・チン州へ
  • チン民族の誇り
  • ビルマ最北端の村・タフンダン
  • 消滅寸前の民族・タロン
 おわりに──民主化の光は射すか
  • サイクロン「ナルギス」と国民投票
  • 沈黙の「八八八八」
  • ビルマ軍政と北朝鮮の違い
  • 追い詰められた「カレン民族同盟」




 
●担当編集者より

 国境なき記者団の発表する「報道の自由指数」で、ビルマは、175カ国中、エリトリア・北朝鮮・トルクメニスタン・イランに次いで171位にランクされ、ジャーナリストが最も入りにくい国の一つです。
 著者の宇田有三氏は、1993年にカレン民族の独立闘争を取材するためにビルマに入って以来、最大都市ヤンゴン周辺だけでなく、中国との国境近くに住む消滅寸前の少数民族を訪ねるなど、ビルマ国内14州・管区すべてを訪ね歩いた、今、日本でビルマを最も深く知るジャーナリストの一人です。
 本書は、ビルマの現在を知るために、言語・歴史・民族といった基本的な概説を入れながら、カレン民族独立闘争、民主化を求める反政府運動の現場まで、17年間の取材記録(写真83点を掲載)をまとめた労作です。

(真鍋かおる)


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宇田 有三
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