日本国憲法が施行60年を迎えます。改憲を見据えた国民投票法案の審議が参議院で進むなか、見過ごされがちな憲法の原点に目を向けようという思いで企画したCDブックです。
みなさんは憲法の条文を、どれほど読んだことありますか?
憲法を変えたい。憲法を活かし守りたい。いま、さまざまな意見が出てきていますが、そもそも日本国憲法には何が書かれているのか、まずは知るべきだと思います。多くの国民は前文、1条、9条などの一部の条文以外あまり読んでいないと思います。
今回、憲法を「声」で表現してみました。ひとりで憲法の条文を黙読するのも方法でしょうが、法律の条文はなかなかすんなりと読み込めるものではありません。
そこで「群読」を取り入れました。群読は声のアンサンブルです。ひとりの声と多数の声、女声と男声が重なり、劇的な世界をつくりだします。まずは聞いてみてください。そしてみんなで声に出して読んで憲法理解を深めることができるCDブックです。
監修者の高良鉄美琉球大学教授(憲法学)が、日本国憲法を国民の【権利の章典】としてとらえ返して選んだ「精髄」51の条文を、中学校教師の毛利豊さんが脚本化し、日本国憲法制定の歴史的真実を描いた「真珠の首飾り」を上演してきた、劇団青年劇場のメンバーが〈群読〉でみずみずしく表現しました。今なお清新な日本国憲法の神髄を発見できると思います。
使える人脈をさまざまに駆使して、何とか完成にこぎつけました。多くの方に日本国憲法を、聞いて、読んで、考えていただくきっかけになれば幸いです。
5月3日の憲法記念日に向けて、全国でさまざまな憲法関連の会が催されます。5月3日が過ぎても、憲法を読む声が響きつづけることを願っています。