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高文研 top 日本人と戦争責任【立ち読みコーナー】
 著者 
斎藤貴男(さいとう・たかお)
1958年東京生まれ。ジャーナリスト。
著書:『カルト資本主義』『機会不平等』(以上、文春文庫)、『プライバシー・クライシス』(文春新書)、『分断される日本』(角川書店)、『安心のファシズム 』『ルポ改憲潮流』(以上、岩波新書)、『空疎な小皇帝―「石原慎太郎」という問題』『報道されない重大事』(以上、ちくま文庫)、『平和と平等をあきらめない』(共著、晶文社)、『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(共著、日本評論社)、『みんなで一緒に「貧しく」なろう』(対談集、かもがわ出版)ほか多数。

森 達也(もり・たつや)
1956年広島生まれ。映画監督・ドキュメンタリー作家。
映像作品:『A』『A2』『職業欄はエスパー』『放送禁止歌』。
著書:『悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷』(岩波新書)、『下山事件(シモヤマ・ケース)』(新潮文庫)、『世界と僕たちの、未来のために―森達也対談集』(作品社)、『いのちの食べかた』『世界を信じるためのメソッド』(以上、理論社)、『世界が完全に思考停止する前に』(角川文庫)、『日本国憲法』(太田出版)、『戦争の世紀を超えて』(共著、講談社)、『ご臨終メディア』(共著、集英社新書)ほか多数。


はじめに


 本書は、太平洋戦争中、戦艦武蔵に乗り組んで九死に一生を得た渡辺清氏の問題提起を受けて、その息子に当たる世代の二人──斎藤貴男氏と森達也氏が語りあったものである。
 渡辺清氏は、一九二五(大正一四)年生まれ、一六歳で海軍に志願、敗戦までの四年間を前線で過ごした。戦後は、自己の戦争体験を文章化して伝えるとともに、一九七〇年〜八一年、日本戦没学生記念会(わだつみ会)の事務局長を務めた。八一年七月二三日、膵臓がんにより死去。享年五六歳。
 主な著作に、レイテ沖海戦で撃沈された戦艦武蔵での過酷な体験を描いた小説『海の城』『戦艦武蔵の最期』(以上、朝日選書)、復員してからの約半年間の日記をもとに、天皇観の劇的な変化と自らの戦争責任について考えるに至った精神遍歴を克明に描いた『砕かれた神』(岩波現代文庫)、遺著となった『私の天皇観』(辺境社)がある。
 本書は、『私の天皇観』所収の論考から三編を収録した。
 文中一部、敬称を略した。




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