群読教育の提唱者で日本群読教育の会の創設者・家本芳郎先生は、今年2月逝去されました。
昨年11月にドクターストップがかかった形で、引退の宣言をされましたが、7月の群読教育の会の全国大会で正式に引退宣言をするんだとおっしゃっていたあとの、早すぎる訃報でした。
2006年7月30日午前9時半、東京・お台場。家本先生のいない第5回日本群読教育の会・全国大会の開会セレモニーの群読が始まりました(作は横須賀・池上中学校出身の山口聡先生)。
あなたの声
あなたの声
あなたの声に魅せられて
わたしはここまできた
わたしはここまできた
あなたの声
あなたの声
あなたの声に励まされて
わたしはここまでやってきた
わたしはここまでやってきた
やさしい声
あたたかい声
きびしい声
うけとめる声
ささやく声
そして、わたしを包み込む
海より広い
あなたの声
あなたの声
あなたの声
あなたの声に包まれて
わたしはここまでやってきた
わたしはここまでやってきた
*この間の部分【源平盛衰記 巻の二十二より 衣笠の合戦】は省略
あなたの声
あなたの声
あなたの声に導かれて
わたしはここまできた
わたしはここまできた
あなたの声
あなたの声
あなたの声を聞きたくて
わたしはここまでやってきた
わたしはここまでやってきた
星を望み、地を歩む
星を望み、地を歩む
星を望み、地を歩む
あなたの声
あなたの声
あなたの声を聞きたいから
わたしたちは歩み続ける
わたしたちは歩み続ける
わたしたちは歩み続ける
大会参加者の多くは家本先生との様々なつながりから、この会場にいる方がほとんど。会場のどこかに家本先生がいらっしゃるとみなさん感じていたと思います。
充実した中身の濃い大会だったと思います。
閉会行事で、恒例の参加者全員の「祭だ わっしょい」の大群読を、笑顔の家本先生が聞いていらっしゃる姿が浮かんできました。
この大会に合わせて、家本先生が群読に込めた思いをしっかり受け継ぎ、今日も明日も全国に群読の声が響くすぐれた群読実践記録集が、重水健介事務局長の手で出来上がりました。
中に収録した「倶利伽羅峠の合戦」は、昨年の富山大会の開会行事のために、家本先生が群読教育の会の常任委員のみなさんを指導されたものです。
この本をいろいろとご指導いただき、新しい世界を教えてくださった家本芳郎先生にささげます。
そしていい実践をまとめて《群読実践シリーズ》を刊行し、日本群読教育の会を盛り上げるお役に立ちたいと思います。