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【下村昇の漢字ワールド】@
『日本の漢字・学校の漢字』
●A5判160ページ
●2006年3月発行
●本体価格1600円
●ISBN4-87498-357-X
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小学校の教師と子をもつ親のために書き下ろした「漢字教育」の集大成!
目次
第一章 当たり前ながら漢字は言葉だ
*漢字の楽しさ、面白さ
*「姦」どころか「嫐」までも
*「漢字」という言葉の学習
*読み書き共に出来るようにしたい一三五〇字
第二章 漢字の構成を新しい視点でみる
*青春だぁ――十二月の三人の日
*カタカナばかりの組み合わせで出来た漢字
*漢字とひらがなの組み合わせで出来た漢字
*漢字とカタカナの組み合わせで出来た漢字
*漢字・カタカナ・ひらがなのミックスから出来た漢字
*漢字だけの組み合わせで出来た漢字
*漢字の概形とは
*概形は三つ
*漢字の始筆と構成部品
*ひらがなでもカタカナでも始筆は四つ
第三章 こんな辞書があればいいのに! 索引の問題点
*辞典の索引はインデックス
*部首索引は使えない――従来の索引の不便さ
*辞書の索引は子供には不親切
*「部」とは、「首」とは なに?
*わかりやすく使いやすい索引を作る
*索引にはこんな工夫を
第四章 日本の漢字=熟語と意味の関係
*熟語の意味と読みの面白い関係
*「分別ごみ」は「ふんべつごみ」か
*外国人から見た日本語の難しさ
*日本語は難しい
*熟語はどんな仕組みで出来ているか
*同訓異義語と同音異義語
*そもそも音読み・訓読みとは
*小倉百人一首にみる熟語
*音訓の制限は、いつ・だれが決めたのか
*頭の痛い同音漢字と同訓漢字の使い分け
*熟語の使い分け練習
第五章 学校の漢字と教師に必要な資質
*外交官の漢字研修
*日本語を教える教師の資質
*必要な七つの資質
*評価は教師の自己反省
*独自の漢字指導体系を持っているか
*教科書と指導との関係
*自作のテストやドリルを作ろう
【下村昇の漢字ワールド】A(4月10日発売予定)
『漢字の成り立ち』
●A5判176ページ
●2006年4月発行
●本体価格1600円
●ISBN4-87498-361-8
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漢字の成り立ちの考え方、教え方を具体的に紹介。漢字の面白さがわかる本!
目次
第一章 字源の難しさ・面白さ
*辞典類の字源はどうなっているか
*漢字を現代のメルヘンとしてみよう
*教育資料としての成り立ちはどう作るか
第二章 こんなに楽しい漢字の話
*漢字の成り立ち
*深層海塩「海の馨」
*頭が下がるこのユーモア
*小説に出てくる字をみてみよう
*漢字が三つ重なると…
*常用漢字以外の字にも広げれば
第三章 漢字はどのようにして出来ているか
*漢字の現代への流れ
*漢字は現在のメルヘン=六書という漢字の作り方
・象形文字=そのものずばりの字
・指事文字=印を付けて表わす
・会意文字=組み合わせの妙技
・形声文字=音と意味を併せ持つ
*漢字の出来方は大きくは二種
・転注=三段論法の手法で
・仮借=当て字も出来た
第四章 漢字には尽きぬ面白さがある=漢字のメルヘン・実践編
□人体・人体各部編(人の全体や部分から出来た字)
(1)互いに助ける【右】と【左】
(2)腕で抱え込む【公】と【私】
(3)指や腕の長さで決めた【寸】と【尺】
(4)やったり取ったりする【受】と【授】
(5)「十」のあるなしで違う【拾】と【捨】
(6)左右の足跡を示す【止】と【歩】
(7)礼儀正しい【送】と【迎】
(8)あなただけを待ちましょう【遅】と【速】
(9)距離の長短【遠】と【近】
(10)人生そのまま【泣】と【笑】
(11)人体と水で表現する【死】と【活】
(12)一時の積み重ね【貸】と【借】
(13)心を開放する【悶】と【喜】
(14)口で行う動作の【吐く】と【吸う】
□動物編(動物の形から出来た字)
(1)どちらも楽しい【買】と【売】
(2)弓から出来たか【強】と【弱】
(3)飛び立ち・戻る【不】と【至】
(4)尾の長短で異なる【鳥】と【隹】
(5)処理の仕方で違う【皮】と【革】
□植物編(草や木の形から出来た字)
(1)根元と先端の【本】と【末】
(2)幹から分かれた【枝】と【葉】
(3)はな、それぞれの【花】と【英】と【華】
(4)枝についた木の実の【未】と【果】と【由】
(5)「ある」ことの意味を重ねた【存】と【在】
(6)ものを計るますから出来た【料】と【科】
(7)天からの授かり物【来】と【麦】
(8)指先で摘み取る【菜】と【採】
□住居編(建物や家の形から出来た字)
(1)同じ住まいでも【宅】と【家】
(2)時間と空間を表す【宇】と【宙】
(3)字形が似ていて間違いやすい【宜】と【宣】
(4)人に差が出る【貧】と【富】
(5)両開きと片開きの【門】と【戸】
(6)音の出入りする関所・【問】と【聞】
(7)かんぬきが決め手の【閉】と【開】
(8)外からの侵入を防ぐ【閂】と【閑】
(9)鳥の羽ばたきから【扇】と【扉】
(10)物を収納する【倉】と【蔵】
(11)動詞と名詞の使い分け【坐】と【座】
□自然編(山や川・自然の姿から出来た字)
(1)同じアンとはいうけれど【明】と【暗】と【闇】
(2)草木が教える【春】と【秋】
(3)季節の特徴【夏】と【冬】
(4)彼岸までとはいうけれど【寒】と【暑】
(5)本流と支流を表す【永】と【派】
(6)人生の浮沈とは関係ない【浮】と「沈」
(7)反対に高いことを表す【高】と【厚】
(8)砕けたか、固まりか【砂】と【岩】
(9)光り輝くか、一歩引き下がるか【金】と【銀】
(10)金と同じだと思ってはみたが【銅】と【鉄】
(11)郊」から離れた【町】と【野】
(12)ものを生み出す【田】と【畑】
(13)外壁が大事な【穴】と【内】
(14)空間で異なる【空】と【窓】
(15)音はどちらも「ケイ」という【形】と【型】
(16)「火」のもと注意【炎】と【災】
(17)「厂」は崖だと思ったら【炭】と【灰】
(18)肉をあぶった【然】と【燃】
□器物・道具編(道具や武器などの形から出来た字)
(1)小説で名が出た【罪】と【罰】
(2)ペアでのお仕事【臼】と【午】
(3)人生の別れ道【禍】と【福】
(4)食器には違いがないが【盆】と【盤】
(5)旗の下に集まる【族】と【旅】
(6)石と車でたとえる【硬】と【軟】
(7)切符とお寿司が【券】と【巻】
(8)ばらばらにする【別】と【分】と【列】
(9)なにをカットするか【切】と【刈】
(10)さすまたでも違う【単】と【干】
(11)武器よさらば【戦】と【武】と【殺】
□服飾編(糸や布などから出来た字)
(1)一体とはいうけれど【表】と【裏】
(2)糸とその加工【糸】と【系】
(3)バラバラなものをつなげる【続】と【統】
(4)糸筋と白いぬの【線】と【綿】
(5)よく間違える【率】と【卒】
【下村昇の漢字ワールド】B(3月20日発売予定)
『口唱法とその周辺』
●A5判176ページ
●2006年3月発行
●本体価格1600円
●ISBN4-87498-359-6
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自ら提唱する「口唱法」を用いて、筆順指導の具体例・ポイントを全公開!
目次
第一章 不安を解消しよう=字体と漢字の正誤
*「文字を覚える」と「文字を習う」
*活字体と手書き文字=字体の標準
第二章 書き取りで子供を苦しめないために
*「 」(しんにょう)と「言」(ごんべん)で考える
*とくに大人が注意すべきこと
第三章 これならわかる字体の正誤
「吉」「改」「比」「雨」「売」「完」「案」
「印」「化」「去」「玉」「公」「向」「査」
「仕」「志」「寺」「車」「秋」「終」「重」
「笑」「賞」「垂」「聖」「節」「穴」
第四章 口唱法は行動的学習法
*学習の成立とは
*口唱法とはどんなものなのか
*漢数字の口唱法と算用数字の字書き歌
*ひらがな、カタカナの口唱法
第五章 漢字の要素と唱え方の約束
*同じ部品でも唱え方が違うことがある
*唱え方の工夫とリズムの良し悪し
*記憶のからくりと「強めるドリル」
*漢字学習で効果を発揮する六つのポイント
第六章 口唱法の具体例を紙上公開
*旧来の学校での
*これが「口唱法」!
*漢字を「口唱法」で唱える
*口唱法は筆順をマスターする方法
*口唱法の三原則
*タンバリンを活用して
*指名されない子は学習に参加していないか
*唱え方のコツはメリハリをきかせること
*高学年になるほどやさしくなる
*子供に唱え方を作らせる
第七章 自学自習のために
*文字はいろいろに分解出来る
*唱え方の要領と鉛筆を持つ時期
第八章 口唱法で子供は変わる
*「仕向ける」ことの意味と目を養うこと
*「議」「競」「護」の唱え方と問題点
*漢字をクイズ遊びに
*脳の働きを活性化
*同じ「部品」をまとめてみよう…漢字を見るコツ
第九章 書き順なんてこわくない
*書き順の「違い」と「間違い」
*書き順は口で唱えながら書くとよい
*正しく速く、読みやすく整えて、丁寧に美しく
*「大原則」は決まりではない
*字数が増えると大原則だけではまかなえない
第一〇章 口唱法による「筆順の決まり」早わかり
*漢字の見方とそのコツ
*筆順の決まり早覚え
■資料「筆順の決まり」の内容
@「上から下へ」と「左から右へ」
A「よこが先」と「たてが先」
B「貫くたてぼう」と「貫くよこぼう」
C「中が先」と「外が先」と「左払いが先」
Dその他の大事なこと
【下村昇の漢字ワールド】C
『生きている漢字・死んでいる漢字』
●A5判176ページ
●2006年3月発行
●本体価格1600円
●ISBN4-87498-358-8
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小学生の漢字をめぐる実態を明かにして、分析・考察した教師必読の本!
目次
第一章 漢字の「読み」と「書き」
1「読み」は理解活動「書き」は表現活動
*「空っぽ」も「足す」も読めない
*教科書以外の図書の役割
*ある編集者との会話
*「書く力」は「読む力」の半分
*より積極的な訓練が必要
2学年配当漢字にこだわる教科書や児童用図書
*なぜ、ひらがなから教えるか
*読んでわかるということ
*子供の本までひらがなが多い
*ひらがな表記の本でどんな子が育つのか
3書けない漢字は、生活から離れた「死んでいる=身についていない」言葉
*「玉」は書けても「ギョク」は書けない
*漢字の指導は言葉の指導
*漢字を教えるときの注意と対策
*教師の誤った漢字観
4悪しきもの、熟語の交ぜ書き表記
*読み書き教育の原則は
*新出漢字の読みは「音」か「訓」か
*あるネットから
*新聞社の言い分
*漢字は表語文字
5熟語の意味は熟語で理解する
*日本語になりきった熟語
*言葉の認識のさせ方
*漢字指導を阻害するもの
*言葉(漢字)の教え方例
*「読み書き同時学習」は避ける
第二章 かなの学習と漢字の学習
1かなの学習
*「指導」の成立の難しさ
*ひらがなが先か、カタカナが先か
2入学すると読む生活が盛んになる
*書きにくく、読みにくいひらがな
*子供が覚えやすい字
3漢字の多い文は子供には難しい
*読めなくてはつかめない文意
4「死んでいる言葉」は読めない
*経験が左右する読み取る力
*不足している読みの訓練
5漢字の読みは言葉の読みである
*身近に感じる漢字は読める
*読めない漢字の傾向
*体験が語彙の豊かさを生む
6反復練習や応用練習は指導計画の中に組み込む
*定着しないその場限りの指導
*使うことで適切な使用方法を理解させる
《資料》【小学生が読めない漢字】
第三章 読める漢字とその考察
1【ほとんどの一年生が読める漢字】
《分析》ほとんどの字が読めるが「よそ行きの言葉」は正答率が低い
2【ほとんどの二年生が読める漢字】
《分析》「身についていない言葉」は、読めないし書けない
3【ほとんどの三年生が読める漢字】
《分析》「生活に密着した言葉」は、和語・漢語の違いがない
4【ほとんどの四年生が読める漢字】
《分析》「訓読み言葉の指導」は意識して反復練習を
5【ほとんどの五年生が読める漢字】
《分析》語彙を増やすためにも「読書量」を増やすこと
6【ほとんどの六年生が読める漢字】
《分析》「読める漢字」はすべて平凡な日常語
第四章 書けない漢字とその考察
1一年生の書ける漢字と書けない漢字
*【一年生の書ける漢字】
*【一年生の書けない漢字】
《分析》「提示する漢字を増やせ」、読ませるべし
2 二年生の書ける漢字と書けない漢字
*【二年生の書ける漢字】
*【二年生の書けない漢字】
《分析》「読み方を知れば書きたくなる」、その意欲を子供任せにしない
3 三年生の書ける漢字と書けない漢字
*【三年生の書ける漢字】
*【三年生の書けない漢字】
《分析》読みの学習に伴う「書きの指導も重視」を
4 四年生の書ける漢字と書けない漢字
*【四年生の書ける漢字】
*【四年生の書けない漢字】
《分析》「辞書を活用させよ」、辞書は教材であり教具である
5 五年生の書ける漢字と書けない漢字
*【五年生の書ける漢字】
*【五年生の書けない漢字】
《分析》同訓異字や同音異字の「書き分け・使い分け」を
6 六年生の書ける漢字と書けない漢字
*【六年生の書ける漢字】
*【六年生の書けない漢字】
《分析》熟語一字一字の「意味を的確に知らしめる」
7 書けない漢字のまとめと考察
【下村昇の漢字ワールド】D(3月20日発売予定)
『ひらがな・カタカナの教え方』
●A5判160ページ
●2006年3月発行
●本体価格1600円
●ISBN4-87498-360-X-8
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意外な盲点、ひらがな・カタカナ・数字の教え方を詳述。教室だけでなく、家庭でも役に立つ本!
目次
第一章 教え上手の教え方
1日本語表記の複雑さ
2口で唱えて楽しく遊ぶ
3子供の思考過程を考える
4この教え方でコツをつかもう
・「れ」を教える
・「ゆ」を教える
・「こ」を教える
5「書きの練習」から見たひらがなの系統
6プロの教え方をのぞいて見ると――あごやお尻で「は」の指導
第二章 教え上手になるために
1教える前に知っておいて欲しいこと
*始筆と点画の方向
*ひらがなを美しく書く六つのポイント
2教え上手の準備や練習
*正しい姿勢と座り方
*鉛筆の持ち方
*運筆練習のために役立つヒント
3教え上手の五か条
@そばについていて教える
A練習時間は二〇分以内に
B変化をつけ、量を多くしない
Cほめながら楽しく教える
D機会を多くする
第三章 文字を教えるということ
1言葉で考え、言葉で知る
2親にとって、いま必要なこと
3教師にとって、いま必要なこと
第四章 ひらがな・カタカナの唱え方と指導のポイント
第五章 算用数字と漢数字の唱え方と指導のポイント
*算用数字の読み方
*漢数字の読み方
*算用数字と漢数字の使い方
*数字の字体
*日付の読み方
*数字の唱え方と指導のポイント
【漢数字の唱え方】
【算用数字の唱え方】
●担当編集者より
三月から四月にかけて刊行した、「下村昇の漢字ワールド」も『漢字の成り立ち』の配本が終わり、五冊を出版することができました。この企画のきっかけは、昨年の二月に下村先生からいただいた一通のお手紙からでした。それは出版申し込みでしたが、一年後に五冊のシリーズになっているとは、想像もできませんでした。
筆順指導で「唱えて覚える口唱法」を提唱され、学習参考書や辞書を中心にたくさんの著書をお持ちの先生が、なぜ高文研なのだろうと思いながら、やりとりは始まりました。先生方や保護者にメッセージを贈りたいという思いで書かれた原稿を拝見。長年の蓄積を集約した少し大きめの本になるかな、でも少し補足をしていただかないといけないかなと思っていました。
何度目かに事務所にお邪魔して、原稿に付箋を付け、不明な点、わからない所などを伺っているときに、先生が「それなら、これをばらして見よう」とおっしゃられて、発展したのが「下村昇の漢字ワールド」です。ちょっと無理に一冊に凝縮されていたのでしょう、数日後には見事四冊に分解されたプロットが届き、どうせなら「ひらがな・カタカナの教え方」を入れて五冊にしようとなって生まれたシリーズです。
それからすごい勢いで先生の執筆が始まり、一〇月には第一次稿をいただき、ここまで走り続けてきたような感じで、五冊の刊行にこぎつけました。
たかが漢字、されど漢字。いろいろ知らないことを学ばせてもらいました。下村先生とまさに二人三脚のこの一年でした。
先生もご自身のブログで、「この本は私のこれまで論じてきた漢字指導についての現在のところの集大成と言ってよいものである」とおっしゃられています。
多くの読者に出会って、漢字の面白さ、むずかしさ、奥行きの深さを知るきっかけになればいいなと思います。合わせて図書館などにもぜひともセットでそろえていただきたいと思います。
(山本邦彦)
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