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〔産婦人科医〕河野美代子の更年期ダイアリー
〔産婦人科医〕河野美代子の更年期ダイアリー
河野美代子=著
●46・305ページ
●2005年1月20日発行
●本体価格1900円
●ISBN4-87498-353-7

性教育の現場で大きな反響を呼んだあの『さらば、悲しみの性』から20年。子離れ、親の介護、診療、性教育講演、ボランティア、宗教……そしてみずからの難病の宣告。たいへんなはずなのに、どこかおかしい一産婦人科医のズッコケ更年期奮戦記!
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●目次

第1章 「妊娠!」アー、夢だった(一九九五年一月〜)
  • 性交痛を訴える女たち
  • 四十六歳にして閉経?
  • 劇団「がんこ寿司」の公演に友情出演
  • 診療に疲れを感じる日々
  • 久々にうれしかった女子校での講演
  • 65歳以上の女性の八割「性欲全く無し」
  • 夢中で走り抜けてきたこの二十年
  • ピロリ菌を除菌したと思ったらリウマチに
  • 国際間の養子縁組に奔走
  • 強烈に性欲のある夫に疲れ果てる妻
  • 落ち込んだ時に届いた骨髄バンクからの封書
  • バンクーバーの国際エイズ会議で
  • 「妊娠!」アー、夢だった
  • 信じられないような本当の話
  • 奄美から長万部まで講演全国行脚の一年
第2章 「太ってて、悪いか!」(一九九七年二月〜)
  • 「援助交際」という名の売春
  • ひどくなった私のリウマチは
  • 満期の生命保険二百万円!
  • ただいま編み物に熱中しています
  • 「ご主人の理解と協力は……」はもうやめて!
  • ちょっと冴えない年末・年始
  • あさってが結婚式なのにクラミジア陽性!
  • 「生む」と言い張る中・高校生たち
  • ポケベルと携帯に縛られる24時間
  • 「太ってて、悪いか!」
  • いま凝っているのは深夜のNHK語学講座
  • セックスができない若者たち
  • 出る杭は打たれるけれど
  • 宝くじも福引きも私の次の人がいい思い
  • ああ、右の乳房にしこりが!
  • “サザン”に酔いしれた一夜
第3章 「先生、腟ってどこにあるの?」(一九九九年六月〜)
  • 次々起こる詐欺まがいの妊娠
  • えっ、やましいことなんてないけど
  • やっとやっと解禁された低用量ピル
  • とうとう“禁断の木の実”に手をつけた
  • 体くたくた、でも不眠症
  • あまりにひどい不眠に初の睡眠薬体験
  • 十六年前の忘れえぬ出来事
  • 妊婦を不安に陥れないで!
  • 求人は「看護婦・看護士で」に異議
  • TV出演で更年期障害の反響にビックリ
  • 「先生、腟ってどこにあるの?」
  • 出産の場に男性の「助産師」は疑問
  • 夢の中の「出血事件」
  • 母校の原爆忌で老父と反戦を語り合った
  • パートナーでもプライバシーはある
  • ハワイですくすく育つ子らと再会
  • 性教育の会で受けた素晴らしい模擬授業
  • コンドームを使わないのが究極の愛だなんて!
  • 更年期の治療に男性ホルモン?
  • 講演でビックリした話
第4章 「なるな、寝たきり」父の日記(二〇〇一年五月〜)
  • ヘビースモーカーの私、ただいま禁煙中
  • お寺に通い、般若心経を唱える私
  • 東欧からやって来た“タレント”たち
  • 「喪主の妻」は失格だけど
  • 惚けの兆候か、真夜中の奇行
  • 八十歳の私は不良老人
  • 体重は増え、骨密度は下がる一方
  • 「私」を振り返ることができたTV出演
  • 「なるな、寝たきり」父の日記
  • 眠り続ける父に“お水”をすり込む毎日
  • エステ通い、最初は夢の世界
  • ノーテンキな私にバチ?
  • 不健康な生活におさらばしたい
  • 性教協全国大会の充実したプログラム
  • ホルモン補充療法と癌の発生率
  • 病院から父の転院をうながされて
  • 次々と身近な肉親を失って
第5章 なんてこと! 難病と判明(二〇〇三年二月〜)
  • 父が死んでしまった……
  • 品のある男、醜悪な男
  • 命をかけた一養護教諭の性教育授業
  • 女医会で聞いた切実な介護体験
  • つらいことを跳ね返す力がほしい
  • 買ってしまった高価な医療器械
  • なんてこと! 難病と判明
  • ステロイド治療が始まった
  • 高校同窓会での悲しい話
  • 薬の副作用で“うつ”の日々
  • 診療中にも右翼の嫌がらせが
  • TV「さまざまな性の悩みに答える」に出演
  • 一人の少女を死なせてはならない!
  • 「冬のソナタ」にはまってしまった!
  • 売られたケンカは買うしかない
  • 性教協全国大会にもバッシング
あとがきにかえて 女性の痛みに向き合う先輩たちと共に



 
●担当編集者より

 河野先生にはじめて会ったのは今から20年前、性教育に1時代を画した『さらば、悲しみの性』の出版打ち合わせの時でした。まだ30代後半だった河野先生はその昔、舞台女優を夢みたという絶世のめがね美人! 当時は広島県内の学校を1万円の講演料で歩いていたそうですが、その後あれよあれよという間に全国区に! 週1回のクリニックの休診日と日曜日はほとんど講演で全国を駆けめぐるという生活でした。

 ところが最近、地方紙で河野先生の講演を報じる新聞を見てアレッ? 先生の顔がいやにふっくらしているのです。あとで知ったことですが、それはサルコイドーシスという難病で、強力なステロイド治療の結果の副作用だったのです。

 更年期は誰もが心身の不調に悩まされますが、河野先生の場合、今回の本の中に紹介されたタイトルだけでもまあ、聞いてください!「46歳にして閉経?」「ピロリ菌を除去したと思ったらリウマチに」「ひどくなった私のリウマチは」(ホルモン補充療法開始)「ああ、右の乳房にしこりが!」「体重は増え、骨密度は下がる一方」「なんてこと! 難病と判明」……これだけの不調に見舞われたらたいていの人はめげて身も心もボロボロというところですが、どっこい河野先生は違うんです。病気にも、暴力団の脅し(!)にも絶対負けないこの迫力! オビの文句「ズッコケ更年期奮戦記」は先生ご自身が書かれた言葉です。更年期を乗り切るすべての女性たちに元気をくれること間違いなし!の本です。
(金子さとみ)


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