サイバーコウブンケン
カバー写真
沖縄やんばる 亜熱帯の森
この世界の宝をこわすな

写真・説明:平良克之
生物解説:伊藤嘉昭
  2,800円
A5判・127ページ 1997年11月発行
ISBN4-87498-197-6 C0045

沖縄島北部やんばるの森。そこにすむ生き物の種の多様さは驚異的だ。その中には世界で唯一この地域だけにすむ固有種も含まれる。だが今、あいつぐ開発によって、それらはすべて絶滅の瀬戸際にある。この“世界の宝”をこのまま滅ぼしてしまっていいのか――!? やんばるの森は、待ったなしで問いかけている!

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高文研 topへ 検索ページへ[あ]行書籍一覧沖縄の現実と真実を伝える自然・環境保護
 
写真・説明:平良克之(たいら・かつゆき)
1951年、沖縄県大宜味村に生まれる。名護高校卒業後、明治大学で文化人類学を学ぶ。沖縄に戻って高校教師となり、現在は県立西原高校で社会科(地理)を担当。郷里やんばるの森に魅せられ、また破壊がつづくやんばるの自然を憂えて、写真に記録しつづけてきた。
沖縄県で公共事業がもたらす環境破壊の実態を明らかにし、その自然環境の保全を目的とする自然保護団体「沖縄・山(やん)ばる・海(かい)」の事務局長。

生物解説:伊藤嘉昭(いとう・よしあき)
1930年、東京に生まれる。東京農林専門学校(現・東京農工大)農学科卒業。理学博士。農林省農業技術研究所研究員、沖縄県農業試験場ミバエ指定試験主任を経て、名古屋大学農学部、沖縄大学に勤務。現在、名古屋大学名誉教授。
著書に『動物生態学』(共著、蒼樹書房、1992)、『生態学と社会〔経済・社会系学生のための生態学入門〕』(東海大学出版会、1994)、『沖縄やんばるの森』(岩波書店、1995)など。

もくじ

写真・説明――平良克之
T やんばる――亜熱帯の森
U やんばるの森に棲む生きものたち
V やんばるの森が危ない

生物解説――伊藤嘉昭
沖縄やんばるの自然と生物
1 やんばるにすむ素晴らしい、しかし絶滅間近な生物たち
  世界の宝・やんばるの森 危機にひんする動物たち 絶滅寸前の植物群
2 絶滅危機にある貴重種たち
  特異なネズミとジネズミ――ケナガネズミ/オキナワトゲネズミ/ワタセジネズミ 絶滅危機の鳥たち――ヤンバルクイナ/ノグチゲラ/ホントウアカヒゲ/アマミヤマシギ/カラスバト 独特の爬虫類・両生類――リュウキュウヤマガメ/クロイワトカゲモドキ/イボイモリ 特異なカエル類 一番滅びそうな種――ヤンバルテナガコガネ 新発見されたコウモリ二種!
3 生態学的調査の不足
  正確な個体数・変化率のデータがない アメリカでの調査例 一刻も早い精密調査を
4 貴重種の生存を支える自然の多様性
  多様性に富む生物との共存 種数から見た多様性 多様度数から見た多様性
5 進む自然破壊――補助金行政のもたらしたもの
  やんばるで進む皆伐 不思議な補助金事業 自然林の下刈りの影響 種多様度を低下させる下刈り なぜ皆伐や下刈りが行われるのか?
6 やんばるの自然を生かすために
  貴重な自然を生かす方法 世界遺産になった屋久島 オーストラリアの世界遺産 成長するエコツーリズム 世界遺産の保存・育成に必要なこと 遺伝子の多様性 やんばるの森は世界遺産になるのか?

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